機動戦士ガンダム サンダーボルト(1)~(3)

戦争作品だコレ。
いや、だが面白い。

3巻でちょうど区切りがよくてよかった。

対比の仕方が凄いなぁと思った。

  • 連邦とジオン
  • ガンダムとザク
  • 健常者と障害者
  • エリートと貧乏
  • ジャズとポップス

具体的には違うんだけど、両陣営とも妬みや嫉妬、悩みなど人間の苦悩は同じです。
マクロ的には同じだけどミクロ的に違いを出してて設定のうまさを感じます。

立場の違いであって、一概にどちらも悪ではないってのが戦争の悲しさ、狂気を描いてて非常にいいですね。

決戦最後では雷により右腕を切り機械にした部分が反応して、相打ちに持って行けているので、カーラ教授の行った事が結果的にはダリルを救う形になっている。
カーラ教授は望んでやった事ではないし偶然の産物だけどね。
そこにいたるまでのストーリーの作り方は非常に素晴らしい。

ニュータイプとは違う、別の魅せ方って感じだ。

ストーリー展開の早さ、戦争の狂気、モビルスーツのカッコいい描写で引き込まれる作品ですわ。

ただやっぱり戦争作品の色が強いですね。
これガンダムじゃない!っていう層は一定数いると思います。


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