機動戦士ガンダム サンダーボルト(11)
面白い!
素晴らしい巻だと思う。
地球にいるジオン残党が本国のジオン共和国を否定し、自らの正当性を主張する描写は凄くありそうでビックリした。
大義のためってより権力のためって感じですが、戦争が泥沼化していく要因として非常にありうる。
思想を利用して、私腹を肥やすヤツは、ろくでもないですね。
まぁやられてしまったので、これでジオン側は退場かな、1対1の最終決戦っぽくなってきました。
幼児退行したカーラとのやり取りも非常によかった。
幼児退行したカーラもカーラであり、本来のカーラもカーラである。
今まで幼児退行は記憶喪失のたぐいだと思っていましたが、ここでは別人格として取り扱っています。
本来のカーラが戻るという事は、幼児退行したカーラは死ぬのと同義だと思いました。
記憶が喪失していたのであれば、それを取り戻すだけなんですが、あのような描写をされると、ダリルが下した決断が非常に重く感じる。
この書き方は凄い。
記憶喪失と幼児退行は別だと気づきました。
ダリルは吹っ切れたのか戦いに対する姿勢が変わってきていますね。
周りの人に恵まれているので、優しいままでいて欲しいなぁ。
カーラは今の所、何を考えているのかわからないですね。
レヴァン・フウがマジモンのエスパーなので邪な事を考えていても看破されそうです。
ダリルに寄り添う感じかな。
レヴァン・フウの目的も明らかになって非常に良い。
個人的にも賛成したい(笑
Zガンダム や 0083 STARDUST MEMORY を観ていると賛成せざるえない。
次はイオ側の描写が欲しいですね。