- 作者: 大高忍
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/08/18
- メディア: コミック
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アリババが凄い。
アリババは「王」というよりは「友」でしょうね。
道を示すのではなく、友の感情に共感し同じ目線で共に道を考える。
これは最初から一貫している気がします。
シンドバッドと違いアリババは責任を背負い込む立場にいないってのも大きいかな。
これまでの身の振り方を見ても「王」ってよりは「友」ですね。
この巻は舌戦がメインなので、ちょっと難しい。
著者としては、そうとう考えて作り込んだんじゃないかな。
このキャラの思想上、こういう発言をする、みたいな事を考えるなんて面倒臭すぎる。
「守りたい」という人として当たり前の「感情」が争いを生むってのは面白い指摘です。
シンドバッドの執着の無さは、使えない関係性は捨てて次!みたいな薄情なヤツにも見えますね。
シンドバッドに見えてる未来からすると、そうしなければならないって事かな。
この巻でもシンドバッドの真意はわかってないです。
「神になる自信がない」みたいな考察をしていますがミスリードに見えますね。
なんか急にダビデがラスボスっぽくなりましたね。
みんなで力合わせて倒す系なのかな。
それにもして巻の最後のシンドバッドは何を思ったのだろう。
次が気になります。