「バカダークファンタジー」としての聖書入門

「バカダークファンタジー」としての聖書入門

「バカダークファンタジー」としての聖書入門

聖書と言っても具体的にどういうものなのかわからなかったので読んでみました。
著者である 架神恭介 の本は結構買って読んでいるため読みやすいだろうなっと思ってチョイスしました。
入門書として概要をまとめてくれているもの良いですね。
欲しかった本です。

本の構成が以下のようになっています。
これらのものを「まとめたもの」を旧約・新約と言っているようです。

この本を読む前までは、分厚い1冊の本があるイメージでしたが違うようですね。

旧約に関しては当時の「法」としての機能が強いなぁと思いました。
現代と違い 国、法、人権 などが曖昧な時代だったと思われます。
混沌にあって共同体を維持するためにはルールが必要で、それが神との契約という形で成されていたと思いました。

新約は色々とゴチャゴチャしすぎですね。
一言ではとても表せない。
旧約の時代よりも秩序が安定してきたのか「権力掌握」の道具として使っている感じがします。

個人的にエホバの証人についての注釈が凄い面白かった。
聖書のこの部分をこう解釈してこう行動していますっていうのが理解できたのはよかった。

ちょっと余談なんですが、
福音書について「なぜ4つなのか」で検索してみたらQAがあって見てみるとアンサーが、神がいる前提で人に与えられたものと記載があってビックリしました。
読んでみましたが、日本語なんだけど全然理解できませんでした。
宗教は「ある前提」の上に成り立っているのを強く感じました。

ペトロってイエスの弟子がいるんですが、調べてみたら「天の国の鍵」を授かったとかあって設定を増しすぎでは?と感じました。
知識がないと「あぁそうなん」で終わりなんですが、ある程度の知識があれば疑問に感じたり、つっこんだりと認識の幅が広がっていいですね。

次はイスラム教あたりの本を読みたいなぁ。
三大宗教のうち日本人からは一番遠い位置にあるように感じる。