- 作者: 東條チカ
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面白い。
10巻と11巻は一気読みした方が良いですね。
前の9巻でライバルになるであろう メアリー 視点に移るかと思っていましたが、ターニャに戻ってきました。
10巻は政治色が強く、戦略的視点の話ですね。
相変わらずターニャと軍関係者が噛み合っていないのですが、今回のターニャの思考は極端すぎるというか、勘違いに共感できませんでした。
レルゲンも話が噛み合わないって思っていて、全くその通りだと思いました。
「話が噛み合わない」って認識しているの、この人ぐらいよね。
11巻は戦場視点。
この巻も非常に面白いんだけど、新兵の話は賛否ありそうですね。
ターニャの話じゃないですし、より戦争ものって感じです。
ラインの攻防に関する話は勉強になるなぁ。
無茶苦茶な消耗して、空間取りをしているのか、バカらしいね。
フランソワ共和国の ビアント は、最初は無能な シロッコ だなぁと見ていましたが、戦場に出てきたり、ターニャの戦術を学び仕返したりと熱いキャラですね。
今までターニャへ対抗してくる敵国のエースは、個々の武の戦いでしたが、ここに来て戦術レベルで物事を考え、実行できる人物が出てきたのは話の進め方として、非常に綺麗で、かつ深さを感じます。
最後に ビアント は、敵後方にある補給都市?を叩くみたいな事を言っていたので、戦略面でも優れているのがわかりますね。
ターニャより強い権限を持った相手となると、ターニャは相当に辛そうですね。
ターニャの知識で、帝国が進化し、その影響が他国に移りつつありますね。
今後も非常に楽しみ。
素晴らしい!