真実の中国史[1840-1949]

面白かった。
作者の 宮脇淳子 先生は チャンネルくらら の動画が楽しくて、いつか本を読みたいなーっと思っていました。

中国は 嘘 を扱う事に長けている地域なので、その歴史も嘘だらけってのは、わかる気がしますね。
自分たちの良いように書き直すのは、当たり前ですね。

宮脇淳子 先生はモンゴル史が専門なので、別角度から中国史を評価できるという点で、貴重に思えます。

この本を読んでいると、中国史の専門学者がいたとして、その学者が中国の資料をもとに「俺は中国史に詳しい」と思っていたら、相当危険だなぁと思いますね。
そんな学者はいないと思いたいですが。

中国の歴史なので、中国の資料を基礎にするのは、わかるんですが、そこに 嘘 が多い場合、真実とは異なるわけです。

宮脇淳子 先生の主張は、主観が多いのですが、自虐史観をなくす意味で、非常に好きです。
真実は見る立場で変わるので、日本人として有利に解釈すれば良いと思っています。

先生の動画を見ていると、結構、脱線して別の話題に飛ぶのですが、この本でも脱線してて、笑いました。
脱線したほうの話が面白かったり、脱線してまで話たい事があるってのは、見てて、微笑ましいです。

動画で見る 宮脇淳子 先生、そのままのノリで書いてあるので、宮脇淳子 先生の喋りが好きな人にはオススメです。