お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」
- 作者: 大村大次郎
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2015/12/14
- メディア: Kindle版
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面白かった。
「税」の必要性が国家単位でぼんやりわかるような気がしてきた。
今まで個人単位でしか考えていなかったなぁ。
聖書の話が出てきたり、世界史では存在の薄い中東とかが扱われており、幅広く読めて飽きなかった。
聖書入門を読んでいると、モーセが虐げられていたユダヤ人を率いてエジプトから脱出する話があるんですが、それは神に命ぜられたから行っていました。
この本だとエジプトの財政が厳しくなって税金が跳ね上がって生活が苦しくなったのでエジプトから逃げたんじゃないか、みたいな考察がされてて納得しました。
この本を読んで今を見ると面白いですね。
貧富の差は拡大してて、貧困層にも影響のある消費税増税が待っています。
貧困層が増えるという事は国家はどんどん貧弱になっていく、かといってお金持ちに課税すると、資産をタックスヘイブンなど他国へ移動し始めるし、どこから取ればいいのやらってなりますね。
難しい。
難しいけど経済って面白い。