外道の歌(1)~(4)

外道の歌(1) (ヤングキングコミックス)

外道の歌(1) (ヤングキングコミックス)

面白い。
よくできている。
一気に4巻まで読んでしまった。

予備知識なしで読みました。
最初はクズ同士のくだらない縄張り争いなのかなぁっと気が重かったのですが、読んでみると全然違う。

とてもリアルなんだけど、いい感じにフィクションを混ぜて、読みやすいし感情移入しやすい。
エロとかグロとかの描写が薄いのもいいですね。

いわいる悪が悪を裁く内容です。
人間は感情の生き物なので、綺麗事じゃ割り切れません。

これだけ発達した社会だと復讐代行の仕事は本当にありそうです。

4巻の最後の話は賛否ありそうですね。
作者的に解釈を読者に任せる感じの書き方が非常にうまく語りたくなるような内容です。

悪というほどでもないが無責任で想像力のあまりない人間って難しい。
出所後、罪悪感にかられて謝罪したいっとなっていますが、これもあくまでも自分が楽になりたいという自分勝手な感情ですからね。

そういう意味で 命には命をもって償う っていうのは、わかりやすいです。

調べたら2部にあたり、1部は 善悪の屑 っていうタイトルみたいですね。

タイトルが変わると予備知識なしだと察せません。
1部も読もう。

kameyatakefumi.hatenablog.com
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