- 作者: マーサスタウト,Martha Staut,木村博江
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/10/04
- メディア: 文庫
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非常に面白かった。
いわいるサイコパスについて書かれた本です。
サイコパスって聞くと中二心をくすぐられますね。
本を読むまでは、殺人までをセットで行う人を思っていましたが全然違いますね。
コスト・リスクにあえば平気で行うよ、ぐらいですね。
私としては新社会人にオススメする1冊です。
なぜなら友人は選べるが同僚など仕事関係者は選べないからです。
見極めて適切に距離を置く必要があります。
そうしなければ、とても痛い目をみることになります。
この本の内容は私の実体験とも一致する点が何点かあって、当時は彼の行動原理がまったく理解できませんでしたが今になってわかった気がします。
この本で興味を惹かれたのが文化圏においてサイコパスの割合が違う点です。
アメリカは25人のうち1人いるらしいんですが、日本・中国はかなり少ないみたいです。
サイコパスの資質を持った個体が生き残ったからアメリカのように個人主義的な文化になったのか、はたまた逆なのか。
資質の割合によって、そこで発生する文化や法律に影響があるのではないかっていう疑問が湧いてきました。
人種や国ごとにDNAの差異、それにより発生する心身の差異を出して、それが文化の発展にどう影響を与えてきたのか、みたいな研究している人いないのかな。
話がそれている。
サイコパスのケースが何点かあり、その対応も書かれており非常にいい本でした。
範囲を広げて犯罪者心理関係の本まで読むかは微妙だなぁ。
理解する前に関わり合いになりたくないしなぁ。