いぬやしき(2)~(6)

いぬやしき(3) (イブニングコミックス)
いぬやしき(4) (イブニングコミックス)
いぬやしき(5) (イブニングコミックス)
いぬやしき(6) (イブニングコミックス)

めちゃくちゃサクサク読める。

獅子神君、めっちゃ悪やん。
若者の虚無感と力に振り回されている感じはリアルでとてもいいですね。

力に関しては善悪で見るよりも、利己的か利他的か、とか色んな視点から見ていくほうがよさそう。

善悪抜きにしても犬屋敷は力を使っており、それにより良くない結果を引き起こしそう。
人がいいだけに利用されそうです。

ヤクザ編は凄い好き。
ただ結末?には違和感を覚える。
作風はリアルを売りにしていると思うんだけど、結末がご都合主義すぎる。
犬屋敷がいてくれたから最悪よりマシで済んだぐらいのサジ加減でよかったんじゃないのかなぁ。

二人のスペックは同じなんだろうか?
犬屋敷は機械に弱いので、そのへんが反映されてると面白いな。
犬屋敷はラジオで獅子神君はネットって感じだ。

5巻は風刺が効いてて、よかった。
獅子神君は自分で機械って言いつつ、客観的に自身を評価できていないし、人間臭い思考してて、そのバランス悪さが非常に良い。

6巻は因果応報と責任転嫁って内容。
映画を見ている感じでよかった。
建物とかしっかり描いていてイメージしやすい。

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ニンジャスレイヤー (9) (10) ~ゲイシャ・カラテ・シンカンセン・アンド・ヘル

ラオモト・カンやられてるのか。
ショック。
時系列バラバラなの、やっぱり困るな。

マルノウチ・スゴイタカイビルはニンジャ抗争だったのね。

ザイバツから仕掛けたっぽいから ラオモト・カン が先にやられるのは、ちょっと残念というかなんというか。
まぁ、最終的に全員殺せばよいので順番とかどうでもいいか。

この巻はジェノサイドが掘り下げられてて良かった。

漫画を順番で読んでいくと、いきなり現れた敵でも味方でもない謎の強キャラって感じでよくわかんない立ち位置だった。

ジェノサイドは魅力的ですね。
私としてはゾンビだけど容姿を気にしてて女性相手だと紳士的なのが良い。

話としてはキャラがかなり多めなので、読んでいて疲れる。
ただうまくまとめているってのを凄く感じる。

元々、人の命が軽い作品だけど列車のマケグミ・クラスとかの設定は好きじゃないな。
公共インフラ的なのは安心して使えて欲しいっていう願望が、そう感じさせているのかな。

悪い意味で資本主義で手段選ばずに競合の足を引っ張ってて、それで乗客が死ぬとかないわ。

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ニンジャスレイヤー (8) 〜メリー・クリスマス・ネオサイタマ〜

面白い。
トーリー、アクション、世界観、形式美がいい感じに融合してて、非常にバランスのいい巻だと思った。
ワザマエ!

ニンジャスレイヤーの時系列は把握していなくて、純粋に漫画だけを読んでいる。
漫画だけを読んでいると時系列がバラバラすぎて、この巻がどこなのかサッパリわからない。

この巻をちゃんと1巻として持ってきて時系列毎に書いていたら、もっと読み手は増えたように思える。
これは原作もそうなんだろうか。


今までは ヤクザ天狗 が出てくる、この巻が好きだったんだけど、それと同じぐらい面白かった。
あんまりニンジャスレイヤーが出ないので番外編っぽいけどね。

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アイアムアヒーロー(22)

あかん!

これはダメな終わり方ですね。
エンターテイメントとしては成立していない。

最後はSFっぽい物悲しさがあって、そこは好きなんですが、色々と山積みのまま終わっています。

途中までの良かっただけに残念です。

最後らへんは生に対する執着がない人間が多く感情移入できなかったなぁ。

あと、英雄が誰を打つかで悩んでいるシーンがあるんですが、あれはイライラします。
赤の他人すぎる。
誰を打つかは自分にとって価値のある人間じゃなければ成立しないシーンに思えます。
そのシーンでページを消費してて、ないなぁっと思いました。

残念です。